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セネガルの雨季と乾季(都市編)

セネガルは北部・中部が乾燥帯ステップ気候、南部が熱帯サバナ気候に属し、サハラ砂漠の南西端に位置しています。どちらも雨季と乾季がはっきりわかれており、毎年7月〜10月頃が雨季、10月〜6月ぐらいまでは雨が一切降らない乾季になっています。

農業にとっては、雨季は非常に重要な時期であり、小学校〜高校の教育期間もバカンスに入り、子どもたちは田舎の親戚の家に住み込んで農作業の手伝いなどをすることもあります。

ですが、雨季は同時に都市部の交通機能を頻繁に麻痺させます。スコールが降ると大量の水が土砂とともに流れるため排水はすぐにつまり道路を冠水させます。写真の道路はティエスの中心部。交通の要衝として、北部、中部とダカールを繋ぐ幹線道路ですが雨季には膝上まで浸かるほど水位が上昇することもあります。これによって下道、迂回路すべてで大渋滞が発生するだけでなく足回りや電気系統が弱い車が立ち往生しさらに渋滞が悪化するなど大きな社会問題になっています。




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