4月6日は国連が定めた「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace / Journée internationale du sport au service du développement et de la paix)」であり、また私たちの団体設立日2周年でもあります。
開発の目的が、人々の可能性(Freedom/Capability)の拡大であるならスポーツもまたその内のひとつ。同時に、スポーツはそれ自体が目的というよりもそれを通じて何かを得るための手段です。スポーツ(身体活動を含む)は誰にとってもかけがえのない「良き生」を構成する一つであり、さまざまな役割や経験を積みながら自己実現していく重要な社会的活動のひとつ。もしそれが、年齢、性別、信条、門地、障害の有無によって差別されるような状況があるとすれば、誰もがスポーツにアクセスできるよう社会を公正なものに近づけていく行為そのものが開発というプロセスなんだろうと思っています。
実際、スポーツをしている障害者に話を聞くと、スポーツを通して自信を得たり、交友関係が広がったりと、みな口を揃えてスポーツがその人の生活にとって重要な一部であると話してくれます。私たちはそういう人を増やしたい。それが当たり前の社会にしたいと思い活動してます。
この国際デーに際して、セネガルでスポーツを通じた障害者のエンパワメントと社会参加を促進することに寄与することを目的に活動する団体として、自分たちの活動について振り返る機会としつつ、これからも活動に邁進してきます。
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